ミドリガメとも呼ばれ、ペットとして広く飼育されている北米原産のミシシッピアカミミガメ。繁殖力が強く、捨てられた個体による生態系への悪影響に、各地が手を焼いている。ダメージの大きさから、6月からは法律で、輸入や販売、野外への放出が禁じられる。厄介者にどう対処するか。各地での対策を追った。
松江市中心部にある松江城の堀に浮かべた小舟の上に、直径70センチ、高さ40センチほどあるドーム型のかごわなが引き上げられた。多い時には1日で70匹ほどのアカミミガメが捕獲される。
作業をするのは遠藤修一さん(75)。アカミミガメの駆除に取り組む市民団体「まつえワニの会」代表を務める。
2021年春までは堀を巡る松江名物の遊覧船で船頭をしていた。船を操って街を案内する中で、岸辺にアカミミガメがずらりと並んで甲羅干しする光景がずっと気になっていた。アカミミガメの影響でイシガメなどの在来種が居場所を失いつつあった。
駆除は2年間で14倍に
20年、船頭仲間らと「ワニの会」を設立した。団体名は、米国でワニがアカミミガメの天敵であることにちなんだ。
アカミミガメの動きが活発になるのは5~10月。この時期は連日のように、市内の川や池でかごわなを仕掛ける。20年263匹▽21年2274匹▽22年3758匹――と着実に成果を上げている。駆除後は市の施設で冷凍処理して殺処分されるという。
活動の負担は小さくない。会のメンバー6人は60~70代が中心で、うち実動しているのは遠藤さんら70代の2人だけ。真夏の炎天下での作業は年々、体にこたえるようになってきた。
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April 04, 2023 at 11:00AM
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ミドリガメをカレーや唐揚げに 厄介者を食材に…外来生物との闘い - 毎日新聞
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