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<茨食健美 大和沙織のこだわりレシピ>クウシンサイと厚揚げの ... - 東京新聞

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 本格的な猛暑が訪れ、青空と白い入道雲のコントラストが美しい季節になりました。今回は今が旬のクウシンサイを使った、おつまみにもおかずにもなる簡単レシピをご紹介します。

 クウシンサイは漢字で書くと「空心菜」。茎が空洞のためその名が付いたといわれます。熱帯アジアが原産。日本では真夏でも収穫できる夏野菜で、旬は七~九月。十月ごろまで収穫できます。夏に採れる葉物野菜は少ないので、重宝されます。

 ヨウサイ、エンサイ、アサガオナなどの別名もあります。シャキシャキとした歯応えがあり、クセがなく、炒めものによく使われます。

 栄養価が高く、β(ベータ)カロテン、ビタミンC、鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれていて、栄養素はホウレンソウと似ています。

 ホウレンソウはシュウ酸を多く含むので、アク抜きをしてから食べる方が良いとされています。が、クウシンサイに含まれているシュウ酸はシュウ酸カルシウムで体内で結石になりにくいといわれています。生食できるのも特徴の一つです。

 今回のレシピは厚揚げをごま油でこんがり焼きながら、ショウガとクウシンサイを加えてさっと炒める食欲増進の一品です。

 夏はそうめんやアイスなどを食べる機会が増えます。栄養が炭水化物に偏り、夏バテしやすくなるので、タンパク質や野菜を意識して取るようにするのがオススメ。食欲不振には香味野菜など香りを生かした食材・調味料を使うのも効果的です。ぜひ、作ってみてください。

◆材料(2人分)

(1人当たり157キロカロリー、食塩相当量1グラム)

クウシンサイ150グラム、厚揚げ160グラム、ショウガ1かけ、ごま油小さじ1、砂糖小さじ1、しょうゆ小さじ2、黒こしょう適宜

◆作り方

(1)ショウガはみじん切り、クウシンサイは4センチ長さ、厚揚げは油抜きして1センチ厚さの食べやすい長さに切る。

(2)フライパンにごま油を入れて中火で温め、厚揚げを入れてこんがり焦げ目が付くまで焼く。

(3)こんがりしてきたらショウガ、砂糖、しょうゆを加えて手早く絡め、クウシンサイも加えて30秒ほどサッと炒める。

(4)火を止め、黒こしょうを振って交ぜる。

<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。


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