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<茨食健美 大和沙織のこだわりレシピ>ゴーヤーの揚げ団子 夏の苦味で食欲増進:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

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 暦の上では秋でも、まだまだ厳しい暑さが続きそうですね。夏といえばコレのイメージも強い、ゴーヤーを使った一品をご紹介します。

 沖縄料理で有名なゴーヤー。本来はニガウリやツルレイシという名前ですが、沖縄県内で呼ばれていたゴーヤーという名が全国的に広まりました。今でも収穫量の三割以上が沖縄県で、そのほか南九州で多く栽培され、茨城県産もあります。ツルがよく伸びるので、家庭などでグリーンカーテンにするのにも人気があります。

 独特の苦味が特徴で、その成分はモモルデシン。胃の粘膜を保護したり、食欲を増進したりする作用があるといわれ、夏バテに効果的な野菜とされています。

 ビタミンCが豊富で百グラム当たりで比較するとレモンよりも多く含んでいます。炒め物や揚げ物にすることが多い野菜ですが、ゴーヤーのビタミンCは加熱後も残りやすいといわれています。生食は苦みがありますが、白くて苦味が少なく生食に向く品種もあります。

 苦味は塩もみすることで減ったり、かつお節と一緒に食べることで和らいだりするといわれています。個人的にオススメなのは今回のレシピのように砂糖も一緒にもみ込むこと。砂糖でも少し苦味が和らぎ、食べやすくなると思います。

 夏の疲れが出始める頃ですね。なるべく休息と栄養を取って、乗り越えていきましょう。

◆材料(2人分)

(1人当たり299キロカロリー、食塩相当量1.5グラム)

ゴーヤー1/2本(100グラム)、塩少々、砂糖小さじ2、豚こま肉150グラム、ショウガ1かけ、しょうゆ小さじ2、ごま油小さじ1/2、片栗粉大さじ4、揚げ油(サラダ油)適宜

◆作り方

(1)ショウガはすりおろし、ゴーヤーはタネを取り除いて薄く半月切りにする。

(2)ゴーヤーに塩、砂糖を加えてよくもみ込み、少し置く。

(3)ボウルに豚こま肉、ショウガ、しょうゆを加えてもみ込み、交ざったらゴーヤー、ごま油を加えてさらにもみ込む。

(4)一口大に丸め、片栗粉をまぶす。

(5)油で転がしながら揚げる。

<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。


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August 27, 2023 at 05:46AM
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