アラ還記者のNY滞在記(3)
毎日新聞経済プレミア編集グループで働くアラ還記者の私は、30歳の娘が住む米ニューヨーク(NY)で仕事と旅の両立を目指す「ワーケーション」を楽しんだ。日本時間の午前0時(NY時間の前日午前10時)を過ぎると、私は娘の自宅を飛び出し、目的地を目指した。
日本時間の午前0時から午前6時ごろまでは社内や取材先からのメールなどがほぼ届かなくなる。この深夜・早朝の時間帯は仕事を気にする必要がないので、昼間のNYに出かけるにはちょうどよい。今回は仕事の合間に出かけるため、外出は近場に限られた。
近くのスーパーを見物
まず、私は娘の自宅近くのスーパーマーケットに何軒か出かけた。外国に行くと、私は必ずスーパーを訪れる。売り場に並ぶ商品を眺めるだけでも楽しいからだ。野菜や肉の売り場は日本とさほど変わらないが、チーズなど乳製品が豊富なのは、さすが農業大国の米国だと感じた。
ビール売り場には地元の「ブルックリンラガー」はじめ、クラフトビールが数多く並んでいた。日本のキリンやサッポロなどもある。「アサヒスーパードライ」の500ミリリットル缶はイタリアからの輸入で、1.99ドル。1ドル=135円換算で約270円と、日本とあまり変わらなかった。
日系のスーパーも複数あり、日本の食品が豊富にあった。おにぎり1個は3ドル前後。ごはんに梅干しが乗り、唐揚げなどのおかずがついた弁当は10.99ドル。日本でいうコンビニ弁当が約1500円もする計算で、割高に感じた。それでも日本食の弁当は人気らしく、米国人らが買い求めていた。
私の娘によると、12個入りの鶏卵はマンハッタンのスーパーによって値幅があるが、比較的安価なスーパーで2年前に1.99ドルだったのが、2.99ドルを経て、現在は3.99ドルになったという。野菜や肉も値上げが続いているそうだ。
米国の11月の消費者物価指数の上昇率は前年同月比7.1%で、日本の3.7%の倍近い。日本企業や政府系機関の駐在員らは、この物価上昇に円安が加わるため、「外食はめったにできない」と娘は嘆いて…
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January 10, 2023 at 05:00AM
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唐揚げ弁当が1500円!アラ還記者がNYで見た現実 | 経済プレミア・トピックス | 川口雅浩 - 毎日新聞
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