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海の厄介者 おいしく調理 ナルトビエイのから揚げ 鹿島高生が発案 - 読売新聞オンライン

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 鹿島市の鹿島高校生の発案で、有明海の二枚貝を食い荒らすナルトビエイを使ったから揚げが試作された。厄介者の利活用を考えるのが目的で、同市の「道の駅鹿島」と共同で作り上げ、今月、試食会が開かれた。

 ナルトビエイは、減少しているサルボウなどの二枚貝を食べるため、問題となっている。県水産課によると、県の駆除事業での捕獲量は、2022年度が8・8トン、21年度は22・8トンにのぼる。

 同校の取り組みは、地域課題の解決策を考える授業で、昨年11月、環境生活班2グループ(計10人)が、市職員から有明海の環境を学んだことがきっかけ。1グループが、ナルトビエイを食品や革製品に加工できないかと考え、実用例を調べた。もう一方のグループは、色落ちしたノリについて、入手先や調理法などを話し合った。

 生徒たちは今年6月、から揚げなどの試作を「道の駅鹿島」に提案。から揚げにしたのは、生徒が好きで売れそうなことと、商品化するには、生ものに比べると保存が利くことからという。

 その後、道の駅では、有明海でナルトビエイが捕獲されると、とげを除いたものをすぐに送ってもらい、生きたまま内臓を除去することで、独特の臭いを発生させずに冷凍保存して調理した。ほかにも、このエイの粉末などを使ったお茶漬けの もと 、色落ちノリのつくだ煮も手がけた。

 試食会は8日、同校で行われ、生徒5人に加え、鹿島市の鳥飼広敬副市長ら計約10人が味見した。から揚げについて「鶏のから揚げと味も歯ごたえも似ている」「白身魚のようで軟らかかった」といった感想が出た。一方、道の駅従業員は「商品化には定期的に捕獲する人が必要」などと課題を指摘した。

 生徒は、来年1月、校内で一連の成果を発表する予定で、普通科2年、中原 暖斗はると さん(17)は「自分たちが考えたことがここまでできてびっくりした。ナルトビエイが鹿島の名産になったらうれしい」と話していた。(江崎宰)

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December 14, 2023 at 03:00AM
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