持ち帰りを中心とした唐揚げ店の倒産が急増している。帝国データバンクの調査によると、2023年は唐揚げ店経営業者の倒産が27件発生。これまで最多だった2021年(6件)を大幅に上回った。
倒産したのはオリジナルブランドの唐揚げ店のほか、大手唐揚げチェーンのFC店、サイドビジネスとして唐揚げ店に参入した事業者などさまざまだ。同社は「閉店や廃業などを含めれば、より多くの唐揚げ店が市場から退出したのでは」と指摘する。
倒産急増の背景として、鶏肉の価格高騰が挙げられる。鳥インフルエンザの流行により、輸入鶏肉は供給量が減少。飼料価格の高騰による牛肉・豚肉の値上がりから、割安な鶏肉を求める消費国が増えたことも重なった。また、調理に必要な食用油も値上がりしており、価格転嫁が難しい小規模店の経営に影響を与えた。
加えて、物価高により消費者の節約志向が高まっている。そのため、低価格のコンビニやスーパーなどの総菜、冷凍唐揚げなど、割安な競合製品に顧客が流れたことも響いた。
唐揚げに代わり、おにぎり店など新たなテークアウトビジネスも台頭している。帝国データバンクは「唐揚げブームは一巡したようにも見える。他ビジネスへチャレンジする企業が増えるのか注目だ」とコメントした。
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May 12, 2024 at 06:00AM
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