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笑顔舞い上がる「子供凧揚げ」 中区龍禅寺町/「巻き竜」堂々 浜松まつり最終日ダイジェスト|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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懸命に糸を引く子どもたち=浜松市南区の凧揚げ会場
懸命に糸を引く子どもたち=浜松市南区の凧揚げ会場

 浜松まつり最終日の5日、浜松市南区の凧(たこ)場は無風状態が続き、参加各町を悩ませた。「こどもの日」とあって、法被姿の大勢の子どもたちが詰め掛けた。大凧が勇壮に舞い上がる様子はあまり見られなかったが、はじける笑顔が会場を包んだ。夜は各町が力を振り絞って屋台を引き回し、3日間の祭りを締めくくった。
 こどもの日の恒例行事「子供凧揚げ」は、あいにくの無風状態で行われた。1時間以上粘っても思うように凧を揚げられず、断念する町もあった。
 子どもの力だけでも空に凧が浮かぶ状態を保てるように、ベテランの大人たちが懸命に揚げようとしたが、風がほとんど吹いていないためにすぐに落ちてしまう凧が目立った。
 見守った親たちも、「凧揚げにとっては良くないコンディションだ」「こんなことはめったにない」などと表情を曇らせた。子どもたちはラッパや太鼓を鳴らし、凧に向かって何度も「頑張れ」と声を張り上げた。
 凧揚げ会の役員が、凧がやや安定した状態まで揚がったのを見計らって「今だ」と促すと、子どもたちは急いで糸を握り、地上に円を描くように走って糸をたぐり寄せた。中区海老塚町から参加した双葉小5年大村星七(せな)君(11)は「友達とみんなで凧揚げができてよかった」と声を弾ませた。

■建造60年 「巻き竜」屋台堂々
 中区龍禅寺町は建造60周年を迎えた御殿屋台の引き回しを町内で行った。屋台は参加住民の誇り。町名にちなんで「巻き竜」の彫刻を施した華やかな屋台が、夜の町内を堂々と進んだ。 photo02 建造60周年を迎えた龍禅寺町の御殿屋台=浜松市中区
 戦後から高度経済成長期へ向かう頃、市内では各町が競うように豪華な屋台を造り始めていた。龍禅寺町では1960年に当時の自治会長が「屋台建設委員会」を発足。完成まで浜松まつりは不参加と決め、町民から支援を募るなど資金集めに尽力した。
 62年、高さと長さが約5メートル、幅約3・5メートルの現在の屋台の完成にこぎ着けた。以来、大きな修理はなく、清掃や虫対策、漆の塗り直しなど管理を徹底し、維持に当たってきた。
 提灯(ちょうちん)に明かりがともった屋台を見つめ、江川賢次組長(57)は「代々受け継いできた町の財産。美しさを保ち、次代へつなげたい」と声に力を込めた。

■凧ぬりえ 最優秀作品を披露
 
3年ぶりの参加となった北区三方原南地区の三南組は、昨年の「凧ぬりえコンテスト」最優秀作品を基に制作した6帖(じょう)凧をお披露目した。風に恵まれず、凧揚げは断念したものの、子ども会の児童や保護者らが万歳三唱で完成を祝った。 photo02 上島さんの案を採用した凧の前で万歳する三南組子ども会の児童ら=浜松市南区の凧揚げ会場
 地元児童らを対象に昨年5月、コンテストを行った。応募173点中から、最優秀を受賞した現在は三方原中1年の上島咲南さん(12)の案を採用し、凧を作った。
 残念ながら凧揚げは実現しなかったが、西村吉弘組長(55)は「3年ぶりに会場に帰って来られただけで感無量。さらなるにぎわいを期待し、できれば来年に再チャレンジしたい」と意気込んだ。
 凧は水色地に、三方原南を表す二つの「ミ」の字をオレンジ色で描いた。上島さんは「空に文字が鮮やかに映える日を楽しみに待ちたい」と語った。

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May 05, 2022 at 11:41AM
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