佐倉市の県立佐倉東高校（木次慎一校長）調理国際科の生徒が、新型コロナウイルス禍で苦境に立たされている水産関係者らを救済するプロジェクトに賛同し、魚料理のレシピを考案した。県内7カ所の飲食店で食べることができ、生徒たちは「コロナで困っている漁業者や飲食店の後押しになったら」と話している。 プロジェクトは水産庁の「海の恵み食の底力JAPAN」。コロナ禍で取引が休止などになり、売り上げが激減している水産業界に携わる人の販売促進を支援する。
同校によると、県内公立高で唯一調理国際科を設置。昨年7月に応募要項が届き、同科の生徒120人にプロジェクトの参加者を募ったところ、約30人から希望があった。レシピ審査などから選ばれた1年生9人と3年生3人が3グループに分かれて参加することになったという。 12人は、約半年間かけて提供先となる飲食店などを探しながら食材のタイとサワラ、ヒラメを使って試作を繰り返した。店側のアドバイスも受けてそれぞれ仏料理ポワレ、漁師料理さんがの揚げ物、伊料理アクアパッツァを完成させた。
ポワレのリーダー、1年の神沢心晴さん（16）は「魚が苦手な子どもでも食べられるようにみそと落花生でクリーミーなソースにした」。さんが揚げを担当した1年の上山夏々彩さん（16）は「中身がふわふわになるように意識した。おいしく食べてもらいたい」と話した。
3年の男子3人組でアクアパッツァを考案した植田悠次郎さん（18）は「3年間の集大成の意味もあった。原価計算したりと、店や客のことも考えた」。担当した家庭科の安部美咲教諭（28）は「コロナ禍の中、生徒が学校外の世界や多くの大人と関わることで、多くのことを学べる機会になった」と振り返った。 提供料理店など詳細は同校ホームページに掲載。問い合わせは同校（電話）043（484）1024。
March 27, 2021 at 05:04PM
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ポワレ、さんが揚げ、アクアパッツァ 佐倉東高生考案の魚料理レシピ、千葉県内の飲食店で提供 水産業界の販促支援（千葉日報オンライン） - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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