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ドジョウの唐揚げと蒲焼きを移動販売 - 福井新聞

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清流生かし養殖、福井県勝山市平泉寺地区の名物に

2021年3月14日 午後5時10分
「白山平泉寺どじょう」の唐揚げと蒲焼きを手にする谷浩紀さん=3月4日、福井県勝山市の勝山城博物館駐車場

「白山平泉寺どじょう」の唐揚げと蒲焼きを手にする谷浩紀さん=3月4日、福井県勝山市の勝山城博物館駐車場

 福井県勝山市平泉寺地区の名物にと、地元の合同会社が「白山平泉寺どじょう」としてブランド化に取り組むドジョウの唐揚げと、かば焼きを市内で販売中だ。増加する荒れた田畑と、地元の清流などを活用して卵から養殖している。このほど、高齢者らの介護食として国の認証を受けた。同社の代表は「『勝山に行くならドジョウを食べよう』となるくらい有名にしたい」と意気込む。

 同市平泉寺町平泉寺の合同会社「グループロテク」の谷浩紀代表(35)は建設業が本業。4年ほど前、農地整備で地元農家と関わる中、高齢化で荒れた田畑が増えていることを実感した。景観や生態系を保ちながら、地元を元気にする方法を考え、区内を流れる女神川の清流と地下水を生かしたドジョウ養殖を思い立った。

 養殖のノウハウは先進地の島根県安来市の生産組合から学んだ。薬剤を一切使わず、採卵から出荷まで全て地元で行っている。現在は15アールの田んぼとビニールハウスで養殖し、年間約200キロを出荷している。

 キッチンカーで販売している唐揚げとかば焼きは、タンパク質とエネルギーを効率良く補給でき、子どもから高齢者までの健康をサポートする国の「スマイルケア食品 青マーク」の認証を、1月に水産系商品としては福井県内で初めて受けた。

 唐揚げは7~8センチほどのドジョウを厚めの衣で揚げた。小さな魚はサクッと、大きな魚はホクッとした食感が楽しめる。かば焼きは内蔵を取り除き、たれで2度焼きしている。ともに見た目や臭みなど特有の“ドジョウ感”に配慮し、手軽に食べられるよう工夫した。

 キッチンカーは3月末までは金~日と祝日に勝山城博物館駐車場に、4月からは平泉寺白山神社前に出店する。唐揚げは道の駅「恐竜渓谷かつやま」でも土日祝に販売している。

 谷さんは「人手がかからないので養殖を地区の産業にしていきたい。ゆくゆくは市内の飲食店や県内の観光地でも扱ってもらえれば」と話している。

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March 14, 2021 at 03:10PM
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