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凧揚げで閉塞感、空に飛んでいけ~ コロナ禍の正月、3密回避で人気に - スポニチアネックス Sponichi Annex

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河川敷で凧揚げする子供たち
Photo By スポニチ

 コロナ禍で迎えるお正月へ向け、凧(たこ)揚げが人気になっている。例年の3倍の売り上げを記録しているメーカーもあり、青空に舞う凧で少しでも閉塞感を吹き飛ばしたいと願う人が増えているようだ。

 アニメなど人気キャラクターが入った西洋凧「キャラクターカイト」(税別780円)を手掛ける玩具メーカー「オンダ」(東京都台東区)の恩田さとこ常務取締役によると「今年は通常の3倍の売り上げを記録している」という。

 凧は本来、子供がお年玉をもらう年明けに売り上げのピークを迎える「正月玩具」といわれる。それが今年は店頭に並び始める11月初旬から好調だった。

 例年とは違う動きに、同社は映画が大ヒット中の人気アニメ「鬼滅の刃」のイラストが入った凧も販売しているため「当初は鬼滅効果だと思った」。だが、調べてみると鬼滅以外の凧も軒並み売り上げを伸ばしていた。「鬼滅を除いても2倍の出荷量だった」と正月へ向けての凧人気が判明したという。

 また、奈良県宇陀市の玩具メーカー「池田工業社」では普段はほとんど問い合わせがない5~7月にも凧についての問い合わせがあったといい、担当者は「まだ具体的に集計していないが、例年よりも売れ行きがいいのは確か」と話している。

 業界では1995年ごろに売り上げのピークを迎え、その後は娯楽の多様化で市場が縮小していた。ここに来て一気に人気が回復したのは「コロナ禍だからでは」と関係者は話す。電線や障害物のない広場や公園で行う凧揚げは感染予防において重要な3密(密集、密閉、密接)の回避が可能。「屋外で密にならずにできるアクティビティー。帰省など移動を控える中で近くの広場などで1人でも、家族など少人数でも楽しめる。お子さんのために用意した親御さんが増えているのかもしれない」と分析する。

 多くの人が集まることを懸念し、中止となった凧揚げ大会もあるが、感染防止対策を徹底して行う大会は人気だ。

 横浜市は「新横浜公園 凧揚げの日」(来年1月10日)を予約制にし、参加者を30分ごとに入れ替える形で開催。担当者は「大規模な告知をする前に定員(960人)に達した。想像以上の人気」と驚いている。家族で凧揚げを予定している都内の40代男性は「青空に凧を飛ばすことで、いろいろなことに我慢している生活を一瞬でも忘れられそう」と楽しみにしている。お正月の風物詩がコロナ禍で復権しそうだ。

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December 28, 2020 at 03:30AM
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