日経クロストレンドは「未来の市場をつくる100社」の2021年版を選出した。withコロナの変化の中、新市場の創造を目指す開拓者である。まずは店舗を一変させる「マーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)」(以下、マーケDX)分野から、距離を超え労働力を拡張する遠隔ロボを紹介する。
虎ノ門ヒルズの正面から伸びる新虎通りの横に立つビル。エレベーターを降りて中に入ると、工具や部品がずらりと並ぶ研究室がある。まるで映画『ターミネーター』に登場するようなメカ丸出しの腕や胴体が台の上に並ぶ。ホワイトボードには無数の数式や模式図が書き残してある。「僕らは今、コンビニ屋なんですよ」。ロボットの脇に立つTelexistence(テレイグジスタンス、東京・港)の富岡仁CEO(最高経営責任者)は語る。
設立:2017年1月
製品/サービス:遠隔操作ロボット「Model-T」
市場:ロボによる労働力の拡張
2020年9月中旬にオープンしたビル「東京ポートシティ竹芝」(東京・港)内のローソンでは、バックヤードから商品棚への陳列業務をするために、テレイグジスタンスのロボットを活用している。ロボットはカメラを搭載しており、その映像を見ながら遠隔地にいる従業員がVR(仮想現実)ゴーグルと手の動きを伝えるコントローラーで操作する。都内のファミリーマートでも同様の検証を始めている。
複数の店舗を瞬間移動しつつ働く
朝6時、自宅のイスに座りゴーグルを装着する。目の前には、駅前のコンビニ店内に弁当が搬入される風景が見えてきた。コントローラーを動かし、バックヤードから弁当を棚に並べる作業を1時間ほどで終える。次は隣町のコンビニに置かれたロボットの中にジャンプ。から揚げ調理の仕事をしていると、こちらの店でも新しい弁当が届いた――未来のコンビニ店員の働き方はそんな形に進化しているかもしれない。
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December 14, 2020 at 03:07AM
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ローソンやファミマで働く遠隔ロボ 距離を超え、から揚げ調理も - 日経クロストレンド
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