あなたも13連続19Kを味わおう! 千葉ロッテの本拠ZOZOマリンがあるJR海浜幕張駅近くの「とり鉄プレナ幕張店」では11日、佐々木朗希投手(20)の完全試合から一夜明け、祝儀メニューが続々誕生。「13者連続三振ということで13個は連続で行っちゃいましょう」がテーマの「唐揚げ19K(個)」(税込み2000円)が格安提供された。決め球のフォークボールを操るかのように、箸ではなくフォーク使用を推奨。吉岡真優店長(27)は「昨日の店内でテレビ中継を見ていたお客さんの盛り上がりを見て、何かやるしかないと思った。佐々木朗希選手が20歳で、キャッチャーの松川(虎生、こう)選手も18歳。うちのアルバイトと同じくらい若いバッテリーがすごい快挙を成し遂げたことを見て、『自分たちも頑張らないと』と、いろいろな意味で感動しました」と刺激を受けた。

店内には大型テレビがあり、これまでもロッテの試合を映して客の需要に応えていた。従業員は、さまざまなロッテのユニホームを着用して接客しているが、関連メニュー企画の実施は初めて。同店長は「お客さまの反応も好評だったので、やってよかった。まだ興奮の余韻が残っている。これからもお客さまと一緒に盛り上がっていきたい」。コロナの影響で、過去2年は売り上げも半減しているだけに、佐々木やロッテの躍進での相乗効果にも期待を寄せた。

1杯目限定の「完(乾)杯生ビール」(27アウトにちなんだ同270円)も登場。ランチの限定30食「チキン勝つ丼」は19奪三振をイメージする同819円で、約1時間で完売した。いずれも13日まで“続投”する。【鎌田直秀】

◆佐々木朗の完全試合 10日オリックス3回戦(ZOZOマリン)で史上16人目の完全試合を達成した。佐々木朗は立ち上がりから160キロ台の速球を連発。1回に3番吉田正から3球3三振を奪うと、ここからプロ野球新記録となる13者連続奪三振をマーク。後半も勢いが止まらず、最後は代打杉本を空振り三振で締めくくった。105球を投じてオリックス打線を完璧に封じ込み、打者27人をプロ野球タイの19奪三振、内野ゴロ5、内野飛球1(捕邪飛)、外野飛球2に仕留めた。チームは6-0で勝利した。