2022年4月4日発売の「日経トレンディ2022年5月号」 ▼Amazonで購入する では、「老いない食事&ゆるトレ」を特集。プラントベースフード市場は「“ガッツリ”ゆるベジ」という新潮流で成長の勢いをさらに強める。また、糖質やカロリーを抑えつつ、使い勝手の良い食品が次々と登場する。このうちヒットするのはどれか。ブレイク間近の7商品を紹介する。
※日経トレンディ2022年5月号より。詳しくは本誌参照
“ガッツリ”ゆるベジ
定番の総菜からカレーまで濃い味付けで満足いく仕上がり
2021年は、植物由来の原料で作るプラントベースフード(PBF)の普及に弾みがついた年だった。例えば1週間に1回だけPBFを食事に取り入れる、「ゆるベジ」と呼ばれるライフスタイルも少しずつ浸透。キユーピーが豆乳加工品をベースとしてスクランブルエッグ風に仕上げ、21年に業務用として商品化した「ほぼたま」は注目を集め、22年3月には一般向けにも販売を開始している(東京、神奈川、千葉の一部を対象に通販限定)。
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そうしたPBF市場は、「“ガッツリ”ゆるベジ」という新潮流で22年に成長の勢いをさらに強める。ヘルシーでありながら、濃厚な味わいやB級グルメ感を打ち出し、お腹も心も満足がいく。
唐揚げ風、焼き鳥風などを展開する「ディーツ」はおからとこんにゃくの植物肉を主原料とする総菜ブランド。発売は21年9月で、そのディーツに使われている植物肉は、22年3月からANAが国際線ビジネスクラスの機内食として提供している「ヘルシーかつ丼」の具材にも採用。製造するディーツフードプランニングは、「ディーツから様々な加工食品への展開が可能で、人気がある濃いめの味付けでもヘルシーに食べられる」とアピールする。
22年3月1日に発売した「ベジッシュ カレーフライ」も満足感を得られ、食べ応えが魅力だ。水産練り製品大手のカネテツデリカフーズが、大豆たんぱくと4種類の野菜で仕上げた。同社は「大豆独特の青みのある風味を抑えつつ、野菜の甘みを出すことを追求した」と味わいの特徴を説明。実際に食べたところ、食感、味わい共にカレーコロッケに近いという印象だった。
“唐揚げ”、“焼き鳥”…… 植物肉で人気メニューを再現
ディーツ(ディーツフードプランニング)
おからとこんにゃくを使って肉の食感を再現。鶏肉の唐揚げ風や炭火焼き鳥風など、人気の総菜を5種類そろえる。唐揚げ風の場合、鶏肉を使った場合と比べて脂質とカロリーを9割前後オフ。下味のベースに白ダシを使う。実勢価格298円(税込み)。
魚ゼロの練り製品をフライに、食感はコロッケに近い
ベジッシュ カレーフライ(プラントベース)(カネテツデリカフーズ)
大豆たんぱくや野菜などの植物性素材で作られた練り製品。野菜はカボチャ、タマネギ、ニンジン、ホウレンソウの4種類で、なたね油で揚げている。コロッケのような見た目と食感で、カレーの味付けはマイルドだった。4個入りで、実勢価格297円(税込み)。
人気カレーにも、ゆるベジ化の波、野菜や果物でとろみを出す
ボンカレーベジ(大塚食品)
数種類のすりおろした野菜や果物で、とろみを持たせたレトルトカレー。ひよこ豆、大豆、小豆も入る「ビーンズキーマカレー中辛」とひよこ豆、赤いんげん、大豆も入る「スパイシートマトカレー辛口」の2種類。22年3月発売。実勢価格319円(税込み)。
毎日低糖質・低カロリー
“チャーハン”、パスタ、餃子……、普段使いできる食品が続々と
糖質やカロリーを抑えたものは健康食品の定番だが、薄めの味付けなどにしているため、使い勝手が悪くて日常利用に向かない。しかしそうした不満を解消する新商品が22年は続々と登場する。「スパイシーガーリック炒飯」「汁なし担々麺」「トマト&バジル」。昼どきの食卓によく登場するメニューをラインアップに用意する「ゼロコン」シリーズは、実はこんにゃくでできていて、米や麺の代わりとして食べる。大正3(1914)年創業のこんにゃくメーカー、ナカキ食品が健康食品市場に投入した。
昔からヘルシーな食材として知られるこんにゃくだが、くさみがあって水っぽく、味染みが悪いという欠点もある。ナカキ食品はそうした欠点の解消に取り組み、2022年3月の発売にこぎ着けた。濃厚な味わいの鍵を握る専用ソースは食に詳しい社外の専門家と一緒に開発した。
主食の米代わりになる大豆米も進化する。フジッコが21年11月に「ビーナス ダイズライス(乾燥タイプ)」を商品化。これは同社が21年3月に発売したダイズライス(冷凍タイプ)の乾燥版で、どちらも大豆粉と大豆たん白を主原料とする。形や食感は米に似ていて、カロリーは米と比べて1食当たり87パーセントオフと低糖質だ。
従来のタイプは保存できる量が冷凍庫の容量に左右されるうえ、1回食べ切りだった。それに対して、新たに加わった乾燥タイプは常温保存のため、保存量に制約がなく、好きな量をその都度使えるので便利だ。
“くせ”のあるこんにゃくが食べ慣れた食事に変身
ゼロコン(ナカキ食品)
こんにゃくを加工した米や麺の代替品。一般的な米や麺と比べて糖質とカロリーを約75パーセントカットし、こんにゃく特有のにおいを抑えている。「スパイシーガーリック炒飯」「汁なし担々麺」「トマト&バジル」の3種類で、フライパンで付属のソースをからめながら、1分炒めて作る。実勢価格214円(税込み)。
低糖質・高たんぱく質の大豆米。必要な量を使えて、使い勝手がいい
ビーナスダイズライス(乾燥タイプ)(フジッコ)
大豆を主原料とする“米”。糖質は米と比べて1食(150グラム)当たり87パーセントオフ、たんぱく質は24グラム。800グラム入りと200グラム入りがあり、必要な量だけを使える。調理はまず吸水させて、電子レンジで加熱。その後、蒸らすと食べられる。公式通販サイトで販売。実勢価格1000円(税込み、200グラムの場合。送料別)。
人気ブランドにパスタセット登場
SUNAO もっちりパスタ、同<ボロネーゼ><ポモドーロ><きのこ入りチーズクリーム>(江崎グリコ)
糖質を抑えたアイスで知られるブランド発の、パスタとソースのセット商品。パスタに含まれる糖質は1束80グラム当たり21.1グラム、ソースは5グラム以下で、1食の糖質が適正とされる40グラム以下に収まるように設計されている。22年2月に公式通販サイトで予約受注を開始した。実勢価格2252円(税込み、それぞれ1つずつのセット。送料無料)。
野沢菜、大根、キャベツ入り。野菜をロングセラー餃子の1.6倍使用
シャキシャキやさい餃子(味の素冷凍食品)
味の素冷凍食品の定番冷凍餃子「ギョーザ」の約1.6倍の野菜を使う。野沢菜、大根、キャベツがふんだんに入る一方、香りが強いニンニクやニラは入っていない(豚肉も使用)。昆布ダシを使っているため、和食メニューの一品にもなる。22年2月発売。実勢価格267円(税込み)。
注)老いない食事やゆるトレの具体的な例は、「日経トレンディ」2022年5月号に掲載しています。日経クロストレンド有料会員の方は、電子版でご覧いただけます。
▼関連リンク 「日経トレンディ」(電子版)「日経トレンディ2022年5月号」の主な内容を紹介
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April 06, 2022 at 03:00AM
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