勝部真一
高校生が地元食材を使ったアレンジ料理を競う「第11回ご当地！絶品うまいもん甲子園」の近畿大会（22日、大阪市）に出場する和歌山県立神島高校（田辺市）の生徒らが16日、出品作「うめぇ！揚げたい焼き」を白浜町のとれとれ市場南紀白浜で販売した。観光客らにも好評で、生徒らは「多くの人においしいと言ってもらえた」と大会への自信を深めている。
「うめぇ！揚げたい焼き」は、タイの形をした揚げパンで、梅肉を挟んだタイの切り身と、梅肉とチーズが入ったマッシュポテトを包んでいる。県の特産の南高梅と白浜町産の養殖マダイをPRしている。
同校によると白浜町産の養殖マダイは年間約100万匹が関西一円に出荷されているが、地域でのブランド化が進んでいない。二つの特産を使って、地域の食を多くの人に知ってもらおうと、食べやすいファストフードに仕上げた。
うまいもん甲子園は、書類選考を通過し、地方大会を勝ち抜いたチームなどが日本一を競う。神島高校は2016年に優勝している。
近畿大会を前に生徒4人が、「200匹」をとれとれ市場で販売した。タイの身がぎっしり入って380円ということもあり、売れ行きは好調。「おいしい」「さっぱりした味で食べやすい」などと高評価だった。3年生の保富円那さんは「梅と具材の調和を試行錯誤しながら工夫し、ふわっとした食感を作ることができた。近畿大会でもがんばりたい」と話していた。（勝部真一）
August 17, 2022 at 06:19PM
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うまいもん甲子園出品の揚げたい焼き販売 神島高 - 朝日新聞デジタル
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