岐阜市日野北6の昆虫ショップ「オオクワガタの里 台場クヌギの森くわがた村」に昆虫食自動販売機が誕生した。昆虫食を取り扱う自販機は全国に20台ほどあるが、県内では初めて。素揚げにしたバッタやコオロギなど9種類の昆虫食を販売しており、同店代表の野平英一郎さん(57)は「自然への敬意とともにおいしく食べてほしい」と話している。
販売しているのは、フタホシコオロギ▽同大型▽ヨーロッパイエコオロギ▽コオロギクッキー▽イナゴ▽アカアシトビバッタ▽カイコのサナギ▽タケムシ▽ゲンゴロウ。虫の粉末を練り込んだコオロギクッキーと、乾燥させただけのヨーロッパイエコオロギの他は、いずれも素揚げにして塩で味付けした。小型の瓶詰めで販売、1瓶1000円(税込み)。今後、時期により販売メニューを変更する。
野平さんによると、昆虫食を通して環境問題に関心を持ってほしいと考えていたところ昆虫食を製造している「はまる食品」(長崎県佐世保市)のもろおかたつあき代表(55)と知り合い、同社から昆虫食を仕入れて、自販機での販売を始めた。岐阜など海に面していない地域では、昆虫を食べてタンパク源としていた伝統があり、野平さんは昆虫食を通して「子供たちに地域の文化をもっと伝えたい」と意気込んでいる。
一方、もろおかさんは2019年から昆虫食の製造を開始。原料の虫は養殖、捕獲を問わず、全てタイから冷凍で輸入し、自社工場で調理している。もろおかさんによると、虫を養殖する場合、必要となる穀物や水は、家畜に比べると桁違いに少なくてすみ、生育の期間も短いことから、環境にもやさしいと強調する。もろおかさんは「調理師にも食べてもらい、昆虫食のアイデアを出してほしい」と期待している。
自動販売機が設置された1日には、岐阜のご当地タレントの塚本明里さん(31)と宮木梨花さん(23)が試食に参加。ゲンゴロウの素揚げを食べた塚本さんは、虫そのままの姿に恐る恐る口に運んだが「おいしい。かめばかむほど味が出る」と絶賛。同じくゲンゴロウに挑戦した宮木さんは「香ばしくて食感もいい。エビフライのしっぽの味」と感想を述べていた。
問い合わせは、オオクワガタの里 台場クヌギの森くわがた村(058・240・6301)。【浜名晋一】
October 09, 2021 at 06:32AM
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昆虫食の自販機誕生 素揚げバッタ、コオロギなど9種 岐阜 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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