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唐揚げ店頭で「欠品」の危機。輸入6割を占めるタイの感染拡大響く - ハフポスト日本版

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朝日新聞社

唐揚げを売りにする弁当店「から揚げ弁当タオ」は平日昼、弁当を買い求める人でにぎわう=2021年9月24日午後0時21分、東京都港区、一條優太撮影

唐揚げ店頭で「欠品」危機 輸入6割を占めるあの国の感染拡大響く

 冷凍食品やコンビニの唐揚げの一部が販売休止になったり、品薄になったりしている。鶏肉の主な輸入元であるタイで新型コロナウイルスの感染者数が急増し、生産体制が打撃を受けたためだ。輸入鶏肉全体の仕入れ価格も上がり、唐揚げ店にじわりと影響が広がっている。

 味の素冷凍食品は、唐揚げやグリルチキンなど六つの冷凍食品について、10月上旬から店頭で欠品が出る見通しだと明らかにした。タイにある自社系列の鶏肉の工場で7~8月、新型コロナウイルスの感染者が出た影響などで生産ができない日があり、供給が滞ったという。タイからの輸送には1カ月半程度を要することもあり、広報担当者は「11月上旬から順次販売再開を見込んでいる」と説明する。

 ニチレイも、タイにあるグループ会社の工場が一時生産停止に。現在は稼働を再開したが、完全に生産体制が戻ったわけではなく、近く唐揚げなどの冷凍食品の一部について一時販売を休止するという。広報担当者は「販売再開のめどはたっていない」と話す。

 農林水産省によると、国内で供給される鶏肉のおよそ3分の1を輸入に頼っているが、冷凍食品の唐揚げなど加工された鶏肉の輸入元は約6割がタイだという。生肉もブラジルの約7割に次ぎ、タイが約2割を占める。

 タイで感染状況が悪化したのは今夏。8月には1日当たりの感染者数が2万人を超える日もあった。タイ産鶏肉の輸入も手がけるスターゼン(東京)によると、鶏肉工場が閉鎖されるなどして現地生産が滞り、日本向けの供給も減り、価格も上がっているという。

 影響は冷凍食品にとどまらない。セブン―イレブンでは人気商品の「からあげ棒」などの揚げ物総菜の一部商品が、品切れとなる店舗やエリアが出ている。

(朝日新聞デジタル 2021年09月30日 13時45分)

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