コロナ禍で急増している「唐揚げ店」
WBSでシリーズでお伝えしている「ケーザイのナゼ?」。きょうの「ナゼ?」は唐揚げ店の急増です。店舗数が増え続けていて、今年は3000店に達する見込みです。この数字は4年前と比べるとなんと3倍以上なんです。なぜ今「唐揚げ店」が続々誕生しているのか、直撃リサーチしました。
東京板橋区、東武東上線の上板橋駅を降りると目につくのが唐揚げ専門店です。駅から徒歩3~4分のところに確認できただけでも5店の唐揚げ店があります。実はこの1年、街には唐揚げ店が続々誕生しているのです。
その一つ、こだわり唐揚げ「から正」上板橋店。店内に食べるスペースはなく、テークアウトのみです。新型コロナで飲食店が苦境に立たされる中、テークアウトの需要は拡大。中でも唐揚げは、ぐるなびの調査で「この夏テークアウトしたいメイン料理」の1位になるなど、幅広い層に人気を集めています。
こうした人気を受け、タピオカ店から唐揚げ店への移り変わりが進んでいます。「から正」上板橋店の堀野恭浩店長も「もともとタピオカ店があった物件にうちが入った」と話します。かつて大ブームだったタピオカ人気が下火になる中、閉店した場所にそのまま唐揚げ店が入居するケースが増えているのです。
なぜタピオカ店の後に次々と唐揚げ店が入るのでしょうか。その秘密は店舗の狭さ。例えば「から正」上板橋店の広さは6坪。唐揚げ店に必要なものは、主に揚げるためのフライヤーと冷蔵庫だけです。店が小さいため、テークアウトだけであれば、アルバイトを1人雇う程度ですぐに出店できるといいます。タピオカ店と同程度の広さで、客単価が倍の唐揚げに人気が集まっているのです。
飲食店の出店に詳しいテンポイノベーションの近藤裕二取締役によれば「狭小物件ですと、まず出店するのに資金を大きく投下する必要がない。唐揚げ店は今後もニーズが高いので、増えていくと思います」といいます。
また唐揚げ店が増える理由の一つに調理方法が関係しているといいます。
1年前に唐揚げ専門のフランチャイズチェーン「鶏笑」山吹神楽坂店のオーナーになった長谷川哲郎さん。長谷川さんはもともと建材などの専門商社に勤める会社員でした。飲食店の経験はありませんでしたが、なぜいきなり唐揚げ店だったのでしょうか。
「鶏笑」の唐揚げの作り方は、まず胸肉を40~50gの大きさにカット。本部から供給される秘伝のタレに一晩以上漬け込み、片栗粉をまぶします。それを5分間揚げると「鶏笑」の唐揚げの出来上がりです。マニュアルに従えば簡単に美味しく作れるのが特徴です。
また、仕入れがシンプルなことも唐揚げ店の強みです。主な食材は鶏肉4種類のみ。他の飲食店に比べても圧倒的に少ないといいます。こうした参入のしやすさからか、大手飲食チェーンも唐揚げに目をつけ、すかいらーくグループは「から好し」、ワタミも「から揚げの天才」と続々店舗を増やしています。「鶏笑」もフランチャイズ店を現在の200店から5年以内に500店へ拡大する目標です。
July 26, 2021 at 09:03AM
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あなたの”ギモン”直撃リサーチ 「唐揚げ店」が続々誕生のワケ<WBS>|テレ東プラス - テレビ東京
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