おうちごはんの機会が増えた昨今、調理家電を買い替える人が増えているだろう。中でもおうち料理を楽しむときに見直す家電の一つがオーブンレンジだ。料理や食材の温め、解凍、そして調理まで、多彩に活躍できる。とはいえ高価なモデルの購入はハードルが高い。そこで今回は5万円以下で購入できるオーブンレンジの中から、シャープの過熱水蒸気オーブンレンジ「RE-WF261」をセレクト。実際に使って性能や使い勝手をチェックしてみた。
ほとんどの操作がダイヤル一つでできるシンプルさ
操作ボタンやダイヤルは本体下部に横並びに配置されている。左からレンジ、熱風オーブン、グリルボタンが並び、液晶ディスプレイを挟んで、冷凍食品ボタン、らくチン1品ボタン、メニューダイヤル・あたためスタート/決定、とりけしボタンの順に並ぶ。
レンジボタンを押すとディスプレイにレンジ出力が表示される。出力値は600Wから500W、200W、1,000Wの順で切り替わる。出力を決めたらダイヤルを回してタイマーをセット。あたためスタート/決定ボタンを押して、レンジ加熱をスタートできる。
レンジ以外のボタンはほとんど使わなくても、色々な調理ができた。大半のメニューはダイヤルを回してメニューを選び、調理または温めを行なえる。
通常のレンジ温めは、出力やタイマーをセットする必要もない。食材を庫内に置いたら、あたためスタート/決定ボタンを押すだけでいい。温度センサーが食材の状態を検知して最適な状態に温めてくれる。
実際に冷凍ご飯を温めてみたが、冷たい部分もなく、美味しく温められた。また、温めている最中にダイヤルで仕上がりの状態を調整することもできる。
RE-WF261でちょっと面白いなと思ったのが、「冷凍食品あたため」、「お弁当あたため」メニューを搭載していることだ。フライあたためなどは他のオーブンレンジでも搭載されていることが多いが、この2つのメニューはちょっと珍しい。
「冷凍食品あたため」は1人分の冷凍パスタや冷凍お弁当などを温める機能。パッケージに記載されている時間を設定することなく、「冷凍食品」ボタンを押すだけでいい。自動でしっかりと温められた。
シャープによると、「冷凍食品あたため」、「お弁当あたため」機能では、温度センサーに加えて、食品から発生する蒸気量をチェックする、「らくチン! (絶対湿度)センサー」を使用している。それぞれのモードで検知する蒸気の量が設定されており、最適に温められるようにコントロールしているそうだ。
実際に使っていて好印象だったのが解凍機能だ。RE-WF261の解凍機能には「全解凍」と「サックリ解凍」があり、それぞれ100~500gまでの内容量を100g単位で指定する仕組みとなっている。
この解凍の精度が非常に高かった。約400gの豚ひき肉を事前に冷凍し、シャープの「ヘルシオ AX-XA10」の自動解凍機能と比べて見たところ、RE-WF261のほうがしっかりと解凍できていた。ヘルシオは質量を自動検知するのに対して、RE-WF261は質量を入力する必要があることから、ちょうどよく解凍できたのではないか。食材の解凍やあたためなど、基本となるレンジ機能には満足できた。
「らくチン1品」メニューが使いやすい
RE-WF261の魅力的なポイントの一つが、ヘルシオシリーズなどにも搭載されている「らくチン1品」メニューを備えていることだ。「らくチン1品」は「らくチン! (絶対湿度)センサー」を利用して食材を自動調理する機能。煮物やちょっとした副菜をレンジ調理だけで作ることができる。
付属のレシピブックには「らくチン! 煮物」のレシピが4品、「らくチン! ベジ」のレシピが5品掲載されており、さらに食材を置き換えて調理できる。
さらに食材の量が自在なのも便利だ。レシピブックには2人分のレシピが載っており、倍量や半分にすることで、1~4人分まで調理できる。
また、「らくチン1品」以外に、電子レンジ機能を使って短時間で調理できる機能として「3分どんぶり」と「5分おかず」機能も搭載する。これらも日常使いできるメニューが揃っている。
RE-WF261を使っている間、これらの機能は本当に重宝した。耐熱ボウルに食材を入れて味付けをすればあとはほったらかしで一品でき、その間に他のメニューを作れるというわけだ。ヘルシオのような、カレーやパスタ、中華などには対応しないが、ちょっとした副菜がほったらかしで作れるのは便利だった。
3万円台とは思えない多機能とデザイン性の高さに惹かれる
2カ月ほど、RE-WF261をじっくりと使ってみた。そこで見えてきたのはポテンシャルの高さだ。過熱水蒸気オーブンレンジにおいて、最も使用頻度が高いレンジ機能の基本性能がしっかりしている上、プラスアルファとしてさまざまな自動調理機能を搭載している。
もちろん、スペックの数字だけ見れば、各社のフラッグシップモデルと比べて劣るところはある。同じシャープのヘルシオと比べても、自動調理メニューの数が少なく、オーブンの最高温度も低い。ヘルシオは過熱水蒸気のみで食材を加熱調理できるが、RE-WF261はスチーム予湿した後は熱風コンベクションによる加熱調理となる。
加熱方式は異なるが、結果として完成した料理はどれも美味しかった。オーブン加熱だけで調理する料理と異なり、表面が乾燥しすぎたり、焦げすぎたりすることも少なかった。
オーブンレンジを使ってガッツリ、本格的に料理を楽しみたいという人には物足りないかもしれないが、日常の料理を手軽で短時間に作りたいといったニーズにはしっかりと応えてくれる。少人数世帯向けとはいいながらも、26Lと大きいので、多くの家庭におすすめできる、必要十分な機能を備えた過熱水蒸気オーブンレンジだといえる。
June 15, 2021 at 06:00AM
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